やまくに山村塾 事務局
〒871-0432 大分県中津市耶馬溪町金吉668
矢野 敏行
1 自己紹介
(1) 1931年(満州事変始まる)山国町槻木、農林業の家に生まれる。
(2) 1952年法務省少年院教官に就職。以後39年間勤務。
この間16回転勤(九州,東京,北海道)。
2 資格取得
(1)
国家公務員中級(農学)合格。
(2)
教員免許小学校,中学(職業指導)取得。
(3)
職業訓練指導員免許(園芸)取得。
(1)
家業の継続,植物を育てる楽しみ追求。
(2)
自己の経験を郷里の発展に生かしたい。
4 帰農の構想
(1)
米作りをしない。果樹栽培を中核におく。
(2)
年齢を重ねることと過疎化に備える。
(3)
活動費の確保(生産品の売却)。
(1)
住居の整備(取壊し,修理)。
(2)
機具の整備(消毒器,チェンソー,管理機)約20万円。
(3)
農地の整備(休耕地の復活,開墾)約1.5 ha。
(4)
加工場設置(漬物),ジャム作り(野いちご,李)。
(5)
作物の導入と改良(紫大根,丸い山芋,赤い花のそば,らっきょ,こんにゃく)。
(6)
果樹の試作と改良(柿,栗,梅,李,ぶどう,くるみ)。
(7)
商標登録(六助)を行う(大根、栗に使用)。
(8)
特産品を作る会を結成(旧下毛3町)(山渓とうじゅくの会)。
(9)
墓地と山林の一体経営の呼びかけ(山国だより投稿)。
(10)
山林購入と造林(帰農後の植込み約1万)。
6 現状(2014年)
(1)
耕作地約1 ha(最大時 1.5 ha)、山林約20 ha。
(2)
果樹 栗100本 梅40本 柿15本 他。
(3)
野菜作り(紫大根,丸い山芋,うど,たらのき,ふき,こんにゃく)。
(4)
実施中の試作と改良(野いちご,栗)。
(5)
山林手入れ,椎茸作り。
7 就業中に感じた疑問
(1)
中山間地は経済的に重要視されていない。根底に蔑視がある。
(2)
安価・大量販売は現在でも有利か。
(3)
古いもの,身近なものを見直す必要。
(4)
林業政策は個別事情・地域事情に対応していない。
(5)
入会の慣習に困惑することもある。
農地、野山の有用動植物
区分 | 自家農園内およびその周辺 | 中津市中山間地 |
花卉 | はなわらび、ねじばな | ひごすみれ |
花材 | 梅 | さるとりいばら |
山菜 | わらび、ぜんまい、うど ゆきのした、芹、三ツ葉 ほど芋(アピオス)、やまのいも 蕗、クレソン |
こごみ |
薬草 | 医者いらず、入道草 よもぎ、げんのしょうこ |
せんぶり |
山の下草など | ふじ、山椒、榊、茶、野いちご、たらのき | またたび、竹(霜竹) こしあぶら、くるみ、あけび、かしわ |
動物 | まむし、しまへび、くさぎ虫 かぶと虫、蜂 |
鹿、猪 |